近年の結婚への意識と利点、結婚相手への希望条件とは?

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当サイトを始めてから、初めて1週間以上も更新が停滞してしまいました。
2日に1記事位書けるかな、と思っていたのですが、本格的に不妊治療を始めると、バタバタして更新する時間も中々取れませんね。

不妊治療の事を色々と調べものをしていたら、結婚や婚活に関する興味深い資料がいくつかありましたので、まとめてみました。

結婚への意識

結婚したい人は9割弱

いずれは結婚したいと考えている未婚・独身の方は、2015年の時点では、18~34歳の男性で85.7%、同女性では89.3%もいるそうです。

逆に、一生結婚するつもりがない方は若干増えているとの事で、男性で12.0%、女性で8.0%だそうです。

1990年代の調査結果から比べても、「いつかは結婚したい」と思う方は、若干減ったとはいえ、依然として多いようです。

いつまでに結婚したいか

上で結婚する意識がある未婚・独身の方の内、「ある程度の年齢までには結婚する」と考えている方は、男性で55.2%、女性で59.3%だそうです。

逆にいつかは結婚したいと思っていても「理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくても良い」と考えている方は、男性42.9%、女性39.2%だそうで、依然として結婚相手に理想を追い求めている方が多い事が挙げられます。
※1990年代位の調査結果から見ると、減少しています。

この他、1年以内に結婚したいと思っている方は、男性45.5%、女性52.6%と半数位いるようで、結婚相談所の「1年婚活」も、この辺りのニーズから出てきているのかも知れません。

結婚情報

結婚の利点と独身の利点

結婚に利点があると考える方

結婚に利点があると答えた方は、男性64.3%、女性77.8%となっています。
これは、1990年代の調査から微弱な変動はありますが、6割以上の方が利点があると考えています。

利点があると答えた方の理由の1位は、男女共に「自分の子供や家庭を持てる」と答えています。

結婚の利点男性女性
1位「自分の子供や家庭を持てる」35.8%「自分の子供や家庭を持てる」49.8%
2位「精神的安らぎの場を得られる」31.1%「精神的安らぎの場を得られる」28.1%
3位「親や周囲の期待に応えられる」15.9%「親や周囲の期待に応えられる」21.9%
4位「愛情を感じている人と暮らせる」13.3%「経済的に余裕が持てる」20.4%
5位「社会的信用や対等な関係を得られる」12.2%「愛情を感じている人と暮らせる」14.0%

だいたいの順位は、男女共に同じですね。

独身に利点があると考える方

独身に利点があると考える方は、男性83.5%、女性88.7%だそうです。
1990年代の調査から比べても、変わらず高い水準で推移しています。

利点があると考える方の理由は、男女共に1位は「行動や生き方が自由」と答えています。
確かに結婚すると、相手の事・将来の事・経済的な観点からも色々な事を考えないといけませんので、ごもっともな理由と言えます。

結婚の利点男性女性
1位「行動や生き方が自由」69.7%「行動や生き方が自由」75.5%
2位「家族扶養の責任がなく気楽」26.7%「広い友人関係を保ちやすい」25.8%
3位「金銭的に裕福」25.2%「家族扶養の責任がなく気楽」19.8%
4位「広い友人関係を保ちやすい」17.3%「金銭的に裕福」16.2%
5位「異性との交際が自由」7.2%「現在の家族との関係が保てる」10.6%

こちらは、男女で多少意見が違うようです。

結婚への懸念事項

結婚する意志のある方へ、1年以内に結婚するとしたら、何が障害になるかを調査したところ、男女とも「結婚資金」が1位に挙がっています。

結婚への障害男性女性
1位「結婚資金」43.3%「結婚資金」41.9%
2位「結婚のための住居」21.2%「職業や仕事上の問題」19.9%
3位「職業や仕事上の問題」14.5%「結婚のための住居」15.3%
4位「学校や学業上の問題」11.1%「親の承諾」14.3%
5位「親の承諾」8.5%「学校や学業上の問題」12.8%

男女で多少違いますが、資金的な事が問題になる事が多いと考えているようですね。

結婚する意志があるにもかかわらず、まだ結婚しない・結婚できない理由としては、24歳以下の方は、「(結婚するには)まだ若すぎる」「まだ必要性を感じない」「仕事(学業)にうちこみたい」、25歳以上の方は、上記のほかに「適当な相手にまだめぐり会わない」「結婚資金が足りない」「異性とうまく付き合えない」などの理由が挙げられています。

結婚を考えていても、「あえて結婚しない」状態から、年齢を重ねると「結婚できない」理由に変わっているようです。

結婚への希望

希望する結婚したい年齢

結婚する意志のある方が、いくつまでに結婚したいかの調査には、近年の晩婚化の影響もあり、1990年代よりも2~3歳程度上昇しているようです。

結婚したい希望年齢男性女性
18~19歳27.4歳26.1歳
20~24歳28.4歳26.9歳
25~29歳31.0歳29.8歳
30~34歳35.4歳34.6歳
総平均30.4歳28.7歳

また、結婚するお相手の年齢は、1990年代には年上・同い年・年下とバラバラに希望がありましたが、近年では、男性が同い年希望が41%以上、女性は同い年希望が25.8%、1~2歳程度年上希望が29.5%との調査結果になっています。

女性の人生設計

1990年代には既に専業主婦になる方向は減少し始め、両立や再就職への道を立てる方が増えています。

女性の人生設計女性から見た理想男性が女性に求める形
1位「結婚後、子供を持ち、育ててから再就職」34.6%「結婚後、子供を持ち、育ててから再就職」37.4%
2位「結婚後、子供を持つが、仕事も続ける」32.3%「結婚後、子供を持つが、仕事も続ける」33.9%
3位「結婚後、子供ができたら退職」18.2%「結婚後、子供ができたら退職」10.1%
4位「そもそも結婚せず、一生仕事を続ける」5.8%「そもそも結婚せず、一生仕事を続ける」3.6%
5位「結婚するが、子供は持たず、一生仕事を続ける」4.1%「結婚するが、子供は持たず、一生仕事を続ける」3.3%

男女で割合は違うものの、専業主婦の考えを持つ方は少なくなって来ているようですね。
昔と違い、仕事の報酬が少なくなってきているのも原因の一端でしょうね。

結婚相手に求める条件

結婚したいと考えている方の結婚相手に求める条件は、男女共に「人柄」を重視している方が最も多くいらっしゃいますが、「家事・育児の能力」や「自分の仕事への理解」も重視されているようです。

結婚相手への希望条件男性女性
1位「人柄」76.6%「人柄」88.3%
2位「家事・育児の能力」46.2%「家事・育児の能力」57.7%
3位「自分の仕事への理解」41.8%「自分の仕事への理解」49.6%
4位「容姿」24.1%「経済力」39.8%
5位「共通の趣味」20.8%「職業」30.0%

4位以下で男女の希望がずいぶん変わりますね。
将来や子供を持った時の事を考えて、経済力の有無が問われているのが現実的で、男性としては頑張らないといけません。

また、女性からも男性に「家事・育児の能力」を求められているのは、先の再就職や両立の人生設計を考えての事ですね。

最後に

色々な調査結果をまとめてみて、昔とは考えが変わってきているところもあり、中々興味深い感じがします。
これを見て、結婚前も結婚後も資金的な問題が大きな要因になっていると感じてしまいました。

これらの他に個人や家庭の事情などもあるかと思いますが、婚活される方の参考になれば幸いです。

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