結婚相談所の利用を検討している方でまず悩むのが、どこが良いのか?どこが自分に合っているのか?という事だと思います。
もちろん、住んでいる地域や利用料金、成婚率などのデータなどでも変わってきますが、まずタイプで分けると、自分に合っているかどうか探しやすくなります。
今回は、結婚相談所のタイプについて違いを書いていきます。
そもそも結婚相談所のタイプとは?
全国に数ある結婚相談所は、大別すると「データマッチング型」と「仲人型」の2つのタイプに分かれます。
細かく分けると、その二つの「ハイブリッド型」やネット完結の「インターネット型」などありますが、おおまかには「データマッチング型」と「仲人型」の二つと考えて大丈夫です。
データマッチング型
入会すると、自分のプロフィールや探すお相手の希望条件などを登録しますが、そこから更に価値観診断や自己診断など独自の診断システムを経て、その結果を基に結婚相談所の独自システムでお相手のマッチングを行うタイプです。
仲人型
入会すると、まずアドバイザーやカウンセラー・コンシェルジュと呼ばれる担当の方と面談を行い、更に自分のプロフィールなどをシステムに登録していきます。
そこからアドバイザーやコンシェルジュの方が利用者のプロフィールや価値観、お相手の条件などを加味して、お相手を決めて紹介してくれるタイプです。
データマッチング型のメリット・デメリット
メリット1.システムを使って自由にお相手探しが可能
データマッチング型は、結婚相談所のシステムに登録されたプロフィールなどの情報をキーに、自分で希望条件を指定してお相手を検索する事が基本となります。
データマッチング型の結婚相談所は、登録している会員数が比較的多く、色々なお相手を検索でき、多くのお相手と会う事も可能となります。
また、自分の好きな時間にお手持ちのPCやスマホでお相手検索ができるので、気軽に婚活できるのもメリットと言えます。
メリット2.効率的に動く事も可能
データマッチング型では、定期的な面談を設定しているところは少なく、お相手を検索して「いいな」と思えば申し込みをして、どんどんお相手と交流を持ち、会っていく事で効率的に活動する事もできます。
紹介制の仲人型と違い、紹介される人数の制限もないため、どんどん会っていく事も可能ですので、能動的に動ける方には最適な方法です。
メリット3.比較的費用が抑えられる
仲人型の結婚相談所と違い、成婚料を設定しているところも少なく、毎月の利用料金も低く設定されているところが多いため、全体的な費用を抑える事ができます。
ただ、データマッチング型でも成婚料を設定しているところ、カウンセラーなどによるサポートがオプションで付けられる場合もあるため、よく確認しましょう。
デメリット1.自分で行動する事が原則
仲人型と違い、自分でお相手を検索して申し込みをするため、本人同士でメッセージのやり取りをして、会う日も決める事になります。
一応、アドバイザーなどの担当者が付く事もありますが、サポートはほぼ期待できないと思った方が良いです。
オプションとして、お見合いの日時や場所を取り持ってくれるサービスもありますので、そのあたりが面倒だと思う方は、申し込んでおいた方が良いかもしれません。
デメリット2.自己PRをしっかり書かないと不利
婚活のサービスを利用する場合、プロフィールを全て埋める事は大前提ですが、データマッチング型の結婚相談所の場合、自由にお相手を検索して申し込みを行えるため、自己PRをいかに書くかがポイントになってきます。
自己PRをどれだけ上手く書けるか、お相手の目に留まるかで、お見合いの数が変わってきます。
ここを上手く書けない人は、データマッチング型では不利になります。
どこかで見たような自己PRだと、意外と目にも留まらないようですので、しっかり書くようにしましょう。
デメリット3.サポートは、ほぼ期待できない
仲人型とのハイブリット型やオプションサービスがある場合は、アドバイザーやカウンセラーなどの担当者は付きますが、基本的には自ら行動するため、サポートは薄くなります。
担当者が付くとしても、基本的に放置状態になりますので、利用する場合は最初から期待しないようにしましょう。
サポートが欲しい場合は、仲人型を選択する事をおすすめします。
仲人型のメリット・デメリット
メリット1.専任の担当者が付くため、サポートが手厚い
仲人型の一番のメリットは、専任のアドバイザー・カウンセラー・コンシェルジュが丁寧親切なサポートを行てくれる事にあります。
ただお相手を紹介してくれる訳ではなく、身だしなみから会話の仕方、お見合い日時の調整など、自分でやると面倒な部分まで全てサポートしてくれます。
お相手とのやり取りも担当者を通して行うため、最初から会う事が前提になるのも、大きなメリットと言えます。
※もちろん、お相手も会ってみたいと思ってくれた場合ですが。
お相手の紹介から交際のサポート、成婚退会後のサポートまでトータルでサポートしてくれるのが大きな特徴です。
メリット2.希望条件だけではないお相手紹介
データマッチング型では、システムに入力したプロフィールや希望条件などを基にマッチングを行いますが、仲人型の場合、システム的には判断できない人柄や価値観・相性なども総合的に判断してお相手の紹介が受けられます。
総合的に判断して紹介され、会ってみてご縁がなかった場合には、それをフィードバックし次のお相手の紹介に活かしていく事も大きな特徴です。
段々自分に合うお相手が紹介されるため、成婚率も自然に高くなっていきます。
メリット3.自分に合った婚活プランで早めの成婚も可能
婚活をする上で重要になるのが、自分に合った精度の高い婚活設計になります。
担当者とマンツーマンで婚活を進めていくため、都度良いところ、改善した方が良いところなどをフィードバックしながら、より良いプランに変えていきます。
事前の面談を行い、明確な婚活プランを設計していけば、お相手紹介からお見合い、交際までブレる事もなく、早ければ3ヶ月~6ヶ月程度で成婚する事も可能です。
デメリット1.毎月紹介されるお相手の数は決まっている
プロフィールや面談の内容・婚活設計から、アドバイザーやコンシェルジュがお相手を紹介してくれますが、毎月紹介される上限は決まっているところが大半です。
ただし、システム的なデータマッチングでは分からない、精度の高いお相手ばかりが紹介されるため、お相手の質は高いと言えます。
そのため、お見合いの数をこなして、色々なタイプの人と会って判断したい方には不向きと言えます。
デメリット2.費用は比較的高い
仲人型の場合、どうしても専任の担当者が付き、手厚いサポートを行っているため、諸会費用や月会費などは高めに設定されています。
また、成婚料を設定しているところも多く、総合的に見るとデータマッチング型より高くなってしまいます。
ただし、成婚料を設定してある仲人型結婚相談所の場合、成婚料は専任担当者のボーナスになる事も多いため、それだけ親身になって丁寧にサポートしてくれるため、成婚に繋がりやすいのも事実です。
デメリット3.アドバイザー・コンシェルジュとの相性
仲人型のアドバイザー・カウンセラー・コンシェルジュは、色々経験を積んだプロではありますが、利用者との相性が悪い場合も当然あります。
相性が悪い場合は、面談でも上手に伝えられず、担当者としても希望を上手く汲み取れません。
そのため、紹介されるお相手の質も悪くなるため、婚活期間が長引く可能性もあります。
ただ、大手の仲人型の結婚相談所では、担当者の変更は可能なため、合わないと思った場合は、早めに変更した方が良いでしょう。
向いている人・向いていない人
データマッチング型に向いている人
・自分の理想通りの人を探して出会いたい方
・積極的に自分から活動でき、お見合いの調整なども面倒でない方
・サポートは、ほぼ必要がない方
・時間に余裕があり、メッセージのやり取りも問題ない方
仲人型に向いている人
・システムでは分からない部分も判断して紹介を受けたい方
・紹介からお見合い時、交際時まで手厚いサポートを受けたい方
・中々時間が取れない方
・確実なお相手との出会いを求めている方
・婚活や恋愛初心者の方
まとめ
仲人型 | データマッチング型 | |
---|---|---|
会員数 | 少な目 | 多い |
担当者 | あり | 付く場合もある |
サポート | 手厚い | ほぼ無し |
紹介精度 | 質が高い | データのため、自分次第 |
お見合い | 担当者が手配 | 自分でやり取りして決定 |
利用料金 | 高め | 比較的低め |
婚活期間 | 1~2年で結婚する方が多い | 早い方もいれば遅い方もいる |
主な結婚相談所 | ・パートナーエージェント ・ゼクシィ縁結びカウンター ・IBJメンバーズ | ・楽天オーネット ・ツヴァイ |
コメント